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VHF-FM ゲルマラジオの実験 #1

第1話・・・「とりあえず作ってみた」 

AMラジオの原点が鉱石(ゲルマダイオード)ラジオなら、FMラジオだって同じようなものが出来るのではないか・・・とずっと考えてきた。
AMとFMでは検波の原理も違う。しかしその昔、アマチュア無線の50MHz受信機で、「スロープ検波」と呼ばれる方法でFM変調の受信をしていたことを思い出し、とりあえずVHFのFM放送帯の同調回路に、ダイオードをくっつけたものをでっち上げた。

同調回路のLC定数は適当だ。簡単な計算で求まるけれど、計算値通りの部品がすぐに用意できるわけでもないので・・・。
とりあえず、中波用の単連バリコンのローターの羽を二枚残してすべて抜き去った。Max40pFぐらいのつもりだ。コイルは1φの銅線を5.5tとした。FM放送帯は大体カバーできているようにも思えるが、ハイエンドの方はかなり怪しい。バリコンが中波用なので浮遊容量が大きいのだろう。

さて、このラジオは、「まず聴こえない」を前提にして作っているのだが、それでもイヤフォンと数mのアンテナ線をつないで聴いてみる・・・もちろん奇跡など起きやしない。

傍に変調をかけたFMワイヤレスマイクを置いてやると、おーー聴こえる!(こんなことでも結構感動できるものだ!)

何とかFM電波を復調できることはわかったので、さっそくケースに収めてやる。
このテの超低感度ラジオはアンテナが決め手だ。最初からケースにダイポールアンテナを組み込んでしまい、直に本体と結合させる。

1号機は、ただ単に中波用ゲルマラジオの同調周波数をVHF帯へスライドさせただけのものだ。「スロープ検波」も名称は立派だが、FMラジオとはとても呼べない。

それでさっそく2号機を作ってみた。こちらはレシオ検波(のつもり)だ。位相コイルの値がわからなかったのでとりあえず適当に手巻してみた。

回路もやや複雑になり、タイトバリコンも奮発して、立派な音が出そうな予感はしたが、残念ながら消え入りそうな音量しか得られなかった。
早くフィールド実験がしたくて、レシオ検波回路基板はいったん外し、再びスロープ検波に戻した。
これでは1号機とまったく同じものになるので、検波回路を倍電圧にして、ケースに収めることにした。

理由はよくわからないが、手抜きの1号機の方が、倍電圧検波の2号機よりも感度が高い。
2号機ケースを上面から見たところ。

イヤフォン端子が二つ見えるのは、検波電圧の測定用のジャックだ。もちろん両耳イヤフォンとして利用してもよい・・・。

第2話へ続く・・・
 
(「VHF-FMゲルマラジオラジオの実験」#1〜#5は、2006年4月にMixi内「鉱石ラジオ」コミュニティに発表した記事のリライト版です。)


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