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#170 ダース・ヴェーダーの鎧ラジオ

「アメリカの大統領って誰だったっけ?」レベルのおバカさんでも、このキャラクタが出てくる映画は?と問われれば STAR WARS と即答するだろう。それほどこの映画は世界的にも知られているし、ダース・ベイダーの名前もまた有名だ。

一本のフィルムを「世界の常識」にできる背後には、当然ながら膨大なお金が動いている。制作費もすごいが、広告宣伝にかける額はハンバではない。もちろん映画の興行収入だけでは追っつかない。キャラクタにデザイン使用料を課してがっちり儲けるのである。

アメリカのKennerというおもちゃ会社(1991年には hasbro社によって買収される)が、ルーカス・フィルムから独占販売権を年間10万ドルでライセンスしてもらったという話は有名だ。
   http://www.hasbro.com/starwars/en_US/

だが・・・、B級ラジオ世界シェアナンバーワンの某国にあっては、そんなことはどうでもよい。金型を作っちまえば勝ちよといわんばかりに、どんどんと製品をつくり出してしまうのだ。当然、メーカー名の表示などは無く、Made In China という刻印だけが身元証明となる。

STAR WARS のラジオといえば、コカ・コーラ社がノベルティ商品として作らせた R2-D2(ロボット型)ラジオがあるが、これはさすがに同じアメリカン・カンパニーだから、膨大な意匠使用料をきちんと支払っているに違いない。R2-D2 ラジオが高値で取引きされるのは、あながちそのキャラクタ人気と、コカ・コーラ社の純ノベルティ商品だからというわけでもないのだろう。

【仕様】
AM/FM
単三電池2本使用
時計用に単三電池1本別途必要
出生地 Made in China

底板を剥ぐと出て参ります・・・何が?って・・・決まってますでしょ・・・毎度お馴染みのラジオ基板でんがな。
それにしてもこの出来映え、中学生が技術家庭科の実習で作るラジオ基板並か、それ以下のクオリティですな。ハンダ付けも恐ろしく下手だ。

ラジオの心臓部は、基板の裏面に貼りついている 28pinのフラットパッケージであり、SONY製だと想像はつくが、型番が消され、おまけに上面に部品ロック用の蝋が盛られていた。
蝋を削り取ってみるとやはり SONY CXA???? と見える。おそらく 1691 番かそこらだろう。

手書き風パターンの上をさらに抵抗が横断している。設計ミスが後でわかったのか、適切なパタンを考案する意欲が湧いてこなかったのか・・・。

鎧の根元部分にバンド切り替えスイッチが、台座の右側面に、ボリュームと周波数ダイヤルがある。1990年代初頭の作で、時代はすでに周波数表示がKHzになっていたはずだが、なぜかダイヤルにはKC/MC表示になっている。こんなところでレトロ気取ってどうすんの?って感じだ。

音は鎧の口から流れてくる。裏に直径4cmほどの小さなスピーカーが仕込まれている。
頭部の内側をぐるりとワイヤアンテナが張られている。このお陰でFMも比較的感度良く受信することができる。

台座正面にはデジタル・アラーム時計が埋め込まれている。時々数字の一部のエレメントが見えなくなって、解読不能なパタンが現れたかと思うと、いきなりアラーム音が出たりする。暗黒卿からの指令が来たのかと思ってしまうが、ペラペラの液晶カバーを指で押すと正常に表示されるようになり、しばらくは指令が途絶える。ラジオも相当にB級だが、時計も負けてはいなかった。

 


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