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#168 ジャガー・フロントグリル・ラジオ

かつては最高級の名門自動車ブランドであった Jaguar だが、いまやランドローバーと共に、タタ・モータースの傘下に入っている。タタといえば、イギリスのかつての植民地インドの自動車会社だ ・・・ いやはや、時代はどんどん移り変わっていくものである。

かつての栄光をいまの時代に伝えてくれるラジオがこれである。見かけどおり、自動車のラジエータ・グリルをデザインにして、上部には Jaguar 社のエンブレムでもあるジャガー像が吼えている。この部分がないと、ラジエータ・グリルとしても見てはもらえず、単なる弁当箱型のラジオにすぎなかっただろう。やはり、ブランド・シンボルがあるということは、この上なく大切なデザイン要素だ。

ラジオの製造年は特定できないが、基板から推測して1960年代のものだろう。かつては銀ピカだったはずのラジエータ・グリルや周辺部は、剥げたり錆びたりで、実に可愛そうな状態だ。ジャガー・エンブレムだけが、かつての栄光を誇示するかのように、いまも光り輝いている。


【仕様】
AMのみ
006P電池1本
出生地 Japan

内部は時代を代表する6石スーパー。筐体内のスペースは結構あるのに、パーツの集積度はやけに高い。

高周波部はすべて2SA101でまとめられている。低周波アンプは、ドライバ段が2SB171、パワー段が2SB172×2の構成となっている。一応、受信はできるが感度が相当落ちている。またパワー段がかなり熱を持つ。Trが劣化しているのだろう。無理をさせるわけにはいかないので、すぐにスイッチを切る。

ジャガーのエンブレムがパワースイッチ兼音量ボリュームのつまみとなっており、ジャガー君が正面を向いた時にOFF、3時の位置に向いた時に最大出力となる。根元のノブがチューニングダイヤルとなっていて、周波数のレタリングもしてあるが、文字が小さすぎてわかりづらい。VRとチューニングは同軸のデザインにしたために、本体内でのギア伝達が必要となったようだ。

音は背面から出てくる。フロントのラジエータグリルをスリットかメッシュにして、そこから音が出るようにした方が良かったと思うのだが・・・。

 


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